読書は人生を豊かにします。想像の幅を広げ、言葉の選択肢を広げあなたに新しい扉を開くでしょう。しかし、そのためには本がなければ始めりません。
「どんな本を読めばいいか分からない。」
そういう人もいることでしょう。今回は女性におすすめの本を紹介していきたいと思います。
この記事を読めばあなたが読みたいと思う本が見つかると思います。
女性に読んでほしい本:小説編
女性の多くの人はときめきが欲しかったり、寂しさを埋めてほしかったりすると思います。そんな感情に寄り添ってくれるのが小説です。
日常から非日常まで多く取り扱っており、そこで主人公が体験し感じたことを知ることができます。そこから私たちは深く考えることもできるのです。
人生の中で得られなかったものもあることでしょう。
女性の立場では分からなかったことも得られると思います。それを得ることができる、それが小説だと思うのです。そのなかでも筆者がおすする小説を紹介します。
世界から猫が消えたのなら
おすすめする小説はこれです。
「世界から猫が消えたのなら」
ストーリーは以下。
ストーリー
郵便配達員として働いている主人公の僕は少し映画オタクです。猫とふたり暮らし。そんな主人公の日常を変えたのは主人公の病気の発覚でした。その病気は脳腫瘍で余命宣告までされてしまいます。家に帰ると自分と同じ姿をした男が奇妙な取引を持ち掛けてきます。
「この世界からひとつ何かを消す。その代わりにあなたは1日だけ命を得ることができる」
このような内容から始まります。「生きたい」という思い、それでもなお捨てきれない大切なもの、その葛藤するなかで何を選ぶのか。自分であればどうするのか。それを考えさせられる一つの作品です。大事なもの、人、ことが多い女性だからこそ共感できることもあると思います。感じること、考えたことを否定することなくあなたの思ったことを大切にしてください。
一見難しい内容だと思う人もいるかもしれませんが、この作品はすらすらと読める内容になっています。レビューでは外国人の方でも読めるとのことなので、畏まらずすんなりと読むことができます。
僕は明日、昨日のきみとデートする
次にお勧めする小説は「僕は明日、昨日のきみとデートする」です。
京都のとある美大に通う主人公が「恋」という名の病にかかったのは高嶺の花に見えるひとりの女性です。主人公がその女性・愛美に勇気を出して声をかけると何故か愛美は泣いてしまいます。何故泣いたのかはその時の主人公には分かりません。
そのあと、意気投合しどうにか交際にこぎつけることのできた主人公。しかし、彼女が隠していた秘密は思っていたよりも大きいのです。
普通では考えられないキセキで結ばれたふたり、それは甘く切ない恋愛のお話です。
映画にもなった大ヒット作品ですね。映画を見た人は映画とは違った印象を受けながら読んでみてください。文章で読むからこそ甘く、もどかしい気持ちになる場面もあります。男性目線での恋愛小説を読んだことがない人もいるはずです。たまには女性視点ではなく、男性視点の恋愛もどうですか?
持続可能な魂の利用
会社に追い詰められ、無職になった30代の主人公・敬子。男社会の闇を味わされているものの、その男が手がけ演出した女性アイドルにハマっていきます。新米ママ、同性愛者、会社員、多くの人が魂をすり減らす中、敬子は思いがけずこの国の”地獄”を変える”賭け”に挑むことに…。
内容はこの世界の闇に触れていることが多いのでそういうものが苦手だと思う人もいるかもしれません。すぐにすっきりするものでもないため、読む人を選ぶような作品なのかもしれませんね。
すっきりすることなく、言語化できない不快なものがくすぶっている人、なかなかなくならない男尊女卑のある人が近くにいる人、そういった人には一度読んでみてほしい本です。SFじみているので最後は納得できるかできないかは分かりません。ですが、その過程は読んでいて損にならないものだと思います。
女性に読んでほしい本:ビジネス書
人生のやりがい、仕事での人間関係、将来etc.…女性の多くは悩みが尽きないものです。その悩みに対してビジネス書を活用するのはどうでしょうか。
人には言いにくいことだってあることでしょう。実はそれが知らない誰かも経験したことであるのならそれにすがってみるのもいいことかもしれませんよ。
筆者がおすすめするビジネスは。
ダメ上司のトリセツ 働く女子必読! 会社で地雷を踏まないために
あなたの職場に問題のある上司はいませんか?
上司はその存在理由からすると本質的には会社から見ればそれなりに必要な人材です。しかし、部下から見ればそれが異なるように受け止められるのは仕方のないことです。
この本ではそんな自己的・感情的な上司の賢い取り扱い方を紹介しています。
著者の実際に体験した地雷を踏んだ経験談も含まれていて面白い読み物でもあります。
これを読めば厄介な上司だけでなく、人間関係を円滑に進めるためにもこの本を読んでみるといいでしょう。
なまけもののあなたがうまくいく57の法則
ビジネス書というとお堅いものというイメージがある人もいるのではないでしょうか。また、実践することが難しい内容も多いことがあります。
行き詰った時に読んで実践をしようとしたことがありますが、そのハードルの高さに落ち込んでしまうことすらありました。
しかしこの本は違います。タイトルのように「なまけもの」でもできる、誰でも真似することができるものです。私にも怠け癖があるのですが気後れすることなく真似することができました。
頑張り過ぎて長続きしない人にもお勧めすることができます。ビジネス書に抵抗のある初心者の人や、多くのビジネス書を読んで自分に合った方法がまだ見つかっていない人にも是非読んでみてほしい一冊になっています。
「コマギレ・すきま時間」活用術―「1日15分3セット」で夢を実現!
仕事や家事、育児に女性の多くは時間に追われている人が多いかと思います。そんな中で自分を変えたいと思う人もいることでしょう。しかし、時間がなければそれを考えることもできません。
しかし、その時間が1日15分とるだけならどうでしょうか?バスや電車を待っている間。寝る前の少しの時間。それくらいならばとれるという人も少なくないのではないでしょうか。
この本自体は1ページの見開き構成になっているので、どこまで読んだか悩む必要はないです。とっつきやすく簡単に読めると思います。
深刻な内容は特になく、始めやすい内容から始めていくことで今までの自分とは少し変わっていきます。一気に変わらなくてもいい、そんな心持ちで始められたらいいですね。
女性に読んでほしい本:自己啓発本
自己啓発本は忙しい女性が悩むときに答えを、簡単に示してくれる物です。
社会で生きていくのが疲れてしまうことはありませんか、生きやすくするための手助けを求めてみることもいいでしょう。
ここでは私がおすすめする自己啓発本を紹介します。
神トーーク「伝え方次第」で人生は思い通り
科学的に人の心は動かせるものかと考えたことのある人はいませんか。きっとそれは無理だと考える人がいることでしょう。そんな人に読んでほしいのがこの本です。
人間関係、仕事、お金、あらゆる悩みを抱えている私たちですが、そんな多くの悩みが消えたら嬉しくありませんか。
「なぜ、あの人は私の言うことを聞いてくれないのか」
その悩みがこの本で解決できるかもしれませんよ。
人を変えるにはまず自分から変えなければいけません。こういわれると難しいと思うかもしれませんが、当たり前のことをおざなりにしないことを少しずつ直していくような内容になっています。
忘れてしまった当たり前をもう一度見直す機会になると思います。
シンデレラ・メソッド プリンセスに学ぶ幸せの絶対法則
「シンデレラストーリー」に憧れたことのある女性はいるのではないでしょうか。「シンデレラストーリー」というのは、ある日一般の女の子のもとに、白馬に乗った王子さまが迎えにくるような夢物語として語られることがほとんどです。
しかし、シンデレラの物語は決してただの夢物語ではないのです。『シンデレラ・メソッド プリンセスに学ぶ幸せの絶対法則』では、シンデレラという女の子にこそ女性たちが幸せになるヒントが隠されているといいます。
もともと女性は優しく、愛らしく、芯の強いというシンデレラになれる可能性を秘めているのです。では、その可能性を現実にするにはどうしたらいいのか。それが書かれています。
シンデレラは魔法にかけられたから王子様をつかまえられたのではありません。ある種のしたたかさを持って、自らの力で王子様と幸せを引き寄せたのです。あなたもこの本を読んで幸せを手にしてみてください。
まとめ
ここまで本を紹介してきましたが、貴方にあった本は見つけられたでしょうか。本は読んで終わりというものではありません。
貴方に考え方、生き方、見る世界を少しずつ変えていくものです。それをどうするかは貴方次第です。それでも貴方の力になることができればその本にとって幸せなことではないでしょうか。
好んだ本は自分だけでなく他の人とも共有し、感想を言い合うことによってさらに考えが深まります。ぜひ貴方なりの本の楽しみ方をしてみてくださいね。