読書ハック

本を読んでも頭に入らない?読書ができない原因と対策

本を読んでも読んでも、内容が頭に残らないってよくありますよね。自分って読むセンスがないかも…と思うかもしれませんが。

日本人で読書できない人はいません。

なぜなら小学校で6年間、中学校で3年間みっちり義務教育を受けているからです。教科書をたくさん読んでいるので、必要最低限の読解力はすでにあるのです。

では、なぜ読書しても頭に入らないのか?

それは日々の生活習慣があまり良くないからだと思われます。

睡眠不足や病気であれば、集中力が低下するのは当たり前です、そんな時に読書をしても内容を覚えるのは至難の業です。

今回、読書の内容が入らない原因とその対策を紹介します。

本の内容が頭に入らない5つの原因

まず読書をしても頭に入らない原因を上げます。

それは

  1. 病気→不健康で集中力がない
  2. 環境→そもそも読む時間が無い
  3. 興味→本を読む習慣がない
  4. 無知→読み方を知らない
  5. 難易度が高い→本の内容が難しい

考えられるだけで5つあります。

特に本を読む前に一番大事なのは健康です。寝不足やうつ病、無呼吸症候群であれば集中力が低下して読書しても頭に入りません。

健康が悪くて集中力がない

私は読書が大好きです。しかし、大学生の時に人間関係に悩み、うつ病っぽくなりました。当時、小説家を目指してたくさんの本を読んでいたのですが、うつ病で、イギリスの小説家H・G・ウェルズのタイムマシンが読めませんでした。文字を目で追うことができないのです。内容が頭に入ってきません。当時、かなりの衝撃を受けました。

なので、読書をする前に、まずは健康を整えることが大事です。

うつ病や無呼吸症候群が疑われる方は病院に行ってください。

健康が悪くて集中力がないときの対処法をお伝えします。

しっかり睡眠を取る

睡眠は心と体の疲労を回復する効果があります。肥満を防ぎ、ストレスを取り除き、寝ている間に記憶を定着させます。ユーチューバーのひろゆきさんは、「自己啓発本を100冊読むより、ぐっすり寝た方が効果があるよ」と言うぐらい、睡眠は超重要です。

20代は約8時間。50代は約6時間。

年代によって最適な睡眠時間は異なりますが、若い人は8時間睡眠を心がけてください。

朝散歩してセロトニン分泌

午前中に起きてから1時間以内に、15~30分の朝散歩が理想です。

朝散歩は幸せホルモンのセロトニンが活性化します。昼夜逆転生活の体内時計を直す、やビタミンDの生成などの効果が期待できます。運動不足の解消にもなります。

瞑想をしよう

ストレスがなくなり、集中力が高まります。プラス思考にもなります。瞑想する習慣を取り入れることは読書するのに最適です。

おすすめはマインドフルネス呼吸瞑想です。

椅子か床に座り、呼吸に意識を向けるだけで簡単にできます。

環境が悪い

本を読むには、周りの環境が大切です。

人によって、うるさかったり、静かすぎたりすると集中できなくなります。

家で読書するときは静かなBGMをかけてするのがおすすめです。

家にいると、読書の途中でスマホをいじったり、部屋の片づけをしたり、読書に集中できなくなることがあります。家で集中できない人は、カフェや図書館など自分の好きな場所で読書すると、はかどります。

決まった場所で過ごすことをルーティン化すると読書が習慣になります。

興味がない

本を読むには、好きなジャンルの本を選ぶことが重要です。

私はライトノベルが好きで、昔、小説家を目指していたころは、ラノベ(ライトノベル)ばかり読んでいました。当時、ラノベ以外のジャンルに興味がなくて、純文学とか新書とか、ビジネス書、自己啓発書を全然読んでいませんでした。

今になっては自己成長に興味があるので、ビジネス書や自己啓発書ばかり読んでいます。逆に小説はめっきり読まなくなりました。

毎月、ビジネス書や自己啓発書を5冊読んでいるのに対して、小説は1冊しか読みません。

もちろん読書は多読が一番です。自分の興味のないジャンルを含め、いろんなジャンルを拾い読みするのがベストですが、読書初心者の方は、まずは好きなジャンルの本を読みましょう。

本当に読書が苦手であれば、絵本や小学生向けの児童書を読んでください。ラノベもおすすめです。ラノベは中学生や高校生向けに書かれているので、本を読むのが好きになる、とっかかりになります。

本の読み方を知らない

読書に決まったやり方はありません。

速読や遅読(ちどく)。一回だけ読んだり、何回も何回も読んだり、音読に黙読と種類は様々です。読書本もあふれかえっていて、人によって読み方は千差万別。

ですが、読書が苦手な人に、これだけは伝えたいことがあります。

読書は、全部読まなくても大丈夫。読み飛ばしてください。

パレートの法則というものがあります。

8:2の法則。物事の大事な部分は、2割が全体の8割を占めるという法則です。

会社の売り上げの8割は、2割の優秀な社員が稼いでいます。

小売店の売り上げの8割は、2割の常連客によって儲けています。

これを本に例えると、著者が本当に伝えたい8割のことは、本の2割ページしかないのです。

2割というと、150ページの本だと、30ページの部分しかありません。

だから2割だけ、30ページだけ読めば、しっかり読書したといえるのです。

特に、ビジネス書や自己啓発書は、読み飛ばすことが前提となっています。

表紙を見て、裏表紙を見て、帯を読み、著者のプロフィールを読んでください。目次を見て、あとはパラパラ読み、自分の心に刺さった章だけを読めばいいのです。150ページの、たった30ページだけを重点的に読めばいいので、読書は10分で終わります。

大事なので、もう一度言います。

読書は、全部読まなくても大丈夫。読み飛ばしてください。

ファンタジー小説ならば、主人公とラスボスのクライマックスだけを読んでください。読み忘れたら、二度目を読めばいいのです。二度楽しめてお得です。

ビジネス書、自己啓発書ならば、自分に合った部分だけを読んでください。

専門書ならば、先にパラパラ読み、自分の勉強したい章から読んでください。

読書は全部読まなくていい。自分に合わないと思った本は、もう読むのをやめてください。本を捨てちゃって結構です。必要になったら、また同じ本を買えばいいのです。

本の内容が難しい

本には三種類の難易度があります。初心者、中級、上級。

読書初心者がいきなり分厚い本、例えば、ドストエフスキーのカラマーゾフの兄弟や罪と罰が読めるはずがありません。

もし、難しい本を読みたい場合、まずは初心者向けの本を読んでください。

おすすめなのが漫画です。

ドストエフスキーの罪と罰が読みたい場合、最初は、漫画の罪と罰を読みます。イラストで物語の全体像を把握してから、中級、上級と読み進めていくのです。なぜ、漫画が良いかと言いますと、ロシア文学は人物名が非常に長く、誰が誰だか分からなくなるのです。ですから、最初は漫画で、人物を覚えてください。

漫画を読むのは、ビジネス書、自己啓発書にも当てはまります。

私は、七つの習慣を読むとき、まずは漫画を読みました。

漫画版七つの習慣、簡単な説明付きの七つの習慣、本家の七つの習慣、と。このように初心者、中級、上級と三冊に分けて読んでいくのです。

ラノベであれば、漫画やアニメを見てから原作の小説に挑戦するという方法もアリです。文芸書であれば、ドラマや映画から入るのもベストです。

読書初心者の方は、本は三冊に分けて、初心者向けの本から入る、ということを覚えておいてください。よろしくお願いします。

頭に残すための対策を紹介

読書をしても頭に入らない原因を紹介しました。

  • 病気→不健康で集中力がない
  • 環境→そもそも読む時間がない
  • 興味→本を読む習慣がない
  • 無知→読み方を知らない
  • 難易度が高い→本の内容が難しい

この五つの問題をクリアしたら、いよいよ頭に残る読書の方法をご紹介します。

ずばり。

アウトプットしてください。

SNSに呟くでもいいですし、人に話すでもいいです。ノートを買って本を読んだ内容を書いたり、ネットに感想を書いたりしてください。

アウトプットすることで、着実に読書した内容が頭に残るようになります。

もし、忘れていたら、ラッキーと思って二度目を読んでください。同じ本で二度楽しむことができます。

まとめ

読書しても頭に入らない。それは当たり前のことです。人間は忘れるようにできています。

体を休めて、環境を整え、好きな本を、飛ばし読みし、簡単な漫画からチャレンジすれば、しっかりと読書できます。苦手を克服できます。あとはアウトプットするだけです。

ぜひ読書を始めて、幸せライフをてにいれてはいかがでしょうか。

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