効率よく読書するための付箋の使い方が知りたい!
どんな付箋を使って、どんな時に貼ればいいのか。おすすめの付箋が知りたい!
こんな疑問にお答えします。
読書から効率的に知識や情報を吸収したいなら、必ず付箋しましょう。
私の場合、付箋を貼る作業をして楽しくなって、読書がどんどん好きになりました。
色分けしたり、マーカーで書き込んだり、面倒な作業はしていません。
付箋は読書するモチベーションがあがるやり方で活用してください。
付箋(ふせん)とは
付箋(ふせん)とは、本やノートなどに張りつけることのできる紙です。
付箋がメモ帳と違うのは、ノリがついている点です。
付箋のメリットは三つあります。
- 物に貼りつけることができる
- メモにして書きこめる
- 目立たせることができる
著名人の付箋の使い方
付箋の使い方に、正しい一つの正解やルールは存在しません。
とはいっても、付箋初心者の読書家は何をやればいいのか分かりません。
そこで、今回、著名人の付箋の貼り方を紹介します。
精神科医の樺沢紫苑(かばさわ・しおん)さんの場合
まずはじめに紹介するのは「樺沢紫苑((かばさわ・しおん))」さんです。
樺沢紫苑は、精神科医でも有名であり、有名な著書も複数執筆しているのです。
例えば、以下の本が有名です。
この本の中に、重要箇所や、アウトプット作業に効率が良い付せんの貼り方など、効率がよい付せんの使い方が記載されています。
私も、この本で学んだことを実際に行ったところ、一回読むだけで要点が掴めるようになり、たくさんの本に時間が使えるようになりました。
ですので、樺沢紫苑さんの本を読んでみるのもおすすめですよ。
有名な本にアウトプット大全、インプット大全があります。
読書をするとき、付箋とマーカーが必須アイテムです。
マーカーと付箋は細かいことを考えなくていいです。
気になったことがあれば線を引きます。
アウトプット大全で、本を一冊読んだら、3つの気づき、3つのTODO(行動)をしましょうと書いてあります。
気づきや行動したい内容に線を引きます
付箋は『必ず見返す部分』に貼ります。
樺沢紫苑さんはこれから書く本にネタとして引用できる部分はないかな、と付箋を貼ります。気づきやTODO(行動)はアンダーラインを、本の出版に関係しそうな部分は付箋を貼って使い分けています。
付箋を多く貼る本は、樺沢紫苑さんの書いている本の引用元となる本であり、とても内容の濃い本となります。
付箋とアンダーラインは自分なりの使い分けをしてください。
アウトプット型読書のスタートラインに立てます。
ユーチューバー、メンタリストのDaiGoさんの場合
がっつり読みたい本に関しては付箋を貼ります。
なぜなら、読み返すときに便利だからです。
もう一回読み直したいと思うところに付箋を貼ります。
色は適当です。一応、いろんな色の付箋を持っていますが。
話題が変わったら、付箋の色を変えるようにしています。
例えば、読んでいるときに脳科学の話が本で出たとします。
脳科学の話は黄色の付箋を貼り続けます。
次に、脳科学から人間関係の話に変わったと思ったら、付箋を緑にして貼ります。
付箋の色を使い分けると、読み返すときに楽になります。
文学YouTuberベルさんの場合
ベルさんにとって付箋とは記憶を定着させる補助ツールです。
なぜなら、他の人と比べて記憶力がないからです。
YouTubeで本を紹介する時、構成をつくるためメモを書いています。人物相関やあらすじをメモするために付箋を貼ります。
付箋のメリット
- 感情や展開が蘇る
- 鮮明に伝えられる
- 具体的に話すことができる
- 読み返す時の指標になる
付箋のデメリット
付箋のデメリットは、本を痛めてしまう可能性が高い。
粘着が強すぎて、はがしたときに紙を破いていまう。
なので、友達に借りたり、図書館で借りたりした本に付箋を貼るのはやめてください。
付箋の場所
- 調べたい言葉
- 登場人物の特徴がわかる場所
- 起承転結ポイント(場面転換)
- 自分の心が動いたところ(共感できる・できないところ、美しい表現、名言)
ベルさんは最初、自分の心が動いたところしか付箋をしていませんでした。ここが一番重要です。
なお、付箋で一番良いのは、ココフセンだと明言されておられました。
付箋の多さで自分の好きなジャンルが分かります。文学YouTuberベルさんの場合、純文学や古典に付箋が多くなる傾向にあるようです。
読書で付箋を使う最大のメリット。
繰り返し読めて記憶を定着させる補助ツールになるからです。
エビングハウスの忘却曲線
人は読んだ本の内容を忘れます。
- 20分後には、記憶したことの42%を忘れます
- 1時間後には、64%忘れます
- 1日後には、67%も忘れます
読み返すことで、忘れるのを防ぐことができます。
また、忘れて場合でも付箋やマーカーがあれば思い出すことができるのです。
記憶力がいい人は鬱になる可能性がある
エビングハウスの忘却曲線のように人は忘れるのが当たり前の生き物です。
嫌なことがあっても忘れることができます。寝ればストレス解消です。
しかし、世の中には記憶力が高い人もいます。
記憶力がいい人は嫌なことが忘れられず、ずっと覚えているため、鬱になりやすいのです。
忘れるのは良いことです。
本を読んでもすぐに忘れるため、付箋を貼って、覚えたいことだけ覚えるようにしてください。
本の中でもネガティブな内容はあります。ネガティブ内容はすぐに忘れましょう。
読書におすすめの付箋
基本的にダイソーやセリアの100均の付箋で大丈夫です。
しかし、粘着力が弱く、一時的にしか付箋を貼れません。
そこで細くて、粘着力が強力で、透明な付箋を紹介します。
- 細い付箋
- 半透明で文章が見やすい付箋
- 粘着力が強い付箋
上記の3点を満たしている付箋がおすすめです。
ココフセン
おすすめは、ココフセンです。
なぜなら、文学YouTuberベルさんがおすすめしていたからです。
また、2011年にグッドデザイン賞を受賞しています。
ココフセンの特徴は、ケースごと貼り付けられる携帯性に優れているところです。
半透明でカラフルで使いやすいのが特徴です。
3M(スリーエム)のポストイット
本屋や文房具店に必ず置かれている付箋の王様です。
ポストイットは3M社が発売している付箋の商品名です。
100均もココフセンも嫌なのであれば、王道のポストイットにしましょう。
たくさんの種類があり、必ずあなたにぴったりの付箋が見つかります。
おすすめはポストイット フィルム 付箋 見出し 9色 44×6mm 20枚×6色 680MSH
ノウハウコレクターになるのではなくて、大事なのはTODO(行動)
行動が一番大事です。
もちろん本を読んで、付箋を貼り、楽しみながら読書するのも大事ですが、もっとも大事なのは行動することです。
なぜなら、情報を集めてノウハウコレクターになっても人生は変わらないからです。
私の具体例を紹介します。
ビジネス書や自己啓発書を100冊読んでも人生は変わりませんでした。
なぜなら、ほとんどの本は同じことが書かれており、『勉強、行動、継続』の3つを重要視していたからです。
- 勉強しなさい
- 行動しなさい
- 継続しなさい
昔の私はただ本を読むだけのノウハウコレクターになっていました。
行動と継続ができていなかったのです。
しかし、300冊目を超えるあたりから少しずつ人生が好転しました。
インプットよりもアウトプットの量を増やしたからです。
3つの気づき、3つのTODO(行動)。
本を読むとき、マーカーや付箋をするように心がけます。
恥ずかしながら、この記事を書くまで私は付箋を利用したことがありませんでした。
学生時代、勉強で付箋を利用したことのある方はたくさんおられると思います。
しかし、読書で付箋を利用しようという考えに至りませんでした。
けれども、記事を書いているうちに自分で付箋を試したくなりました。
勉強、行動、継続。インプットよりアウトプットです。
思い立ったら、すぐにやる。これも本に書かれていました。
付箋して読書してみた
さっそく私は本屋さんに行き、5000円で本2冊と付箋を買いました。
残念ながら、おすすめのココフセンとポストイットはありませんでした。ですが、さっそく付箋を貼る読書を試しました。
便利です。とにかく便利でした。
私は株の本を読むのですが、高配当株におすすめの17銘柄を調べるとき、毎回、本をパラパラめくって本を読みました。しかし、付箋を貼ってからは、手間が省け、見たいページを1秒で探すことができました。
付箋を買って本当によかったです。
私の場合は一例ですが、読書に付箋が効果的だと知ったらすぐに行動しました。
今回、付箋を使って読書が楽しくなりました。
行動することが一番大事です。
まとめ
付箋は自分流の使い方をして、読書のモチベーションをあげてください。大切なのは読書を続けることです。
あなたにとって好きな本や重要な本ほど付箋を貼る量が多くなります。
最初は、付箋は自分の心を動かされたところに貼ることをおすすめします。
おすすめの付箋はココフセン、ポストイットです。100均でも構いません。あなたが気に入った付箋なら何でも大丈夫です。
借りた本にだけは付箋を貼らないでください。トラブルの原因になります。