読書が大事だと分かった時は既に大人になって、選び方が分からないけど誰にも聞けないなんて人はいませんか。
今回はそんな今更だけど本を読もうと思った貴方にこそおススメできる内容になっています。
私の知人も若いころは本を読むことを嫌悪していましたが、年を重ねたある時質問をしてきました。「本を読まなくて後悔した。今更だけど読みたい。でも何から読んだらいいか分からないから教えてくれないか」
あなたも少し前まで読書なんて必要ないと思っていませんでしたか。そんな人が難しい本を最初に選んでも長く続くことはできません。この記事では、本が苦手だったり、読書の初心者にアドバイスをした私が、みなさんのよりよい読書ライフにするために紹介していきたいと思います。
読者初心者が挫折しやすい注意点は?
読書をすることは知識を身につけたり、視野を広げるための手段として有効なものです。しかし、そこまでの過程で挫折する人は少なくありません。
では、どうして挫折してしまうのでしょうか。その理由は以下のようになります。
- 目標の立て方が違う
- 最初から難しい本をチョイスしている
- 他のことに気がいってしまう
- 忙しくて時間が取れない
- 一つひとつ理解しようとする
どうしてそれらがいけないといわれると思いますか。一つひとつ確認していきたいと思います。
目標の立て方が違う
この時みなさんはどのような立て方をしていますか。「1週間で4冊読む」といった成果を目標にしているのではないですか。現時点で読書の習慣ができていないことを考えると間違いになっています。寧ろ達成できないという結果から挫折してしまうことになります。
本にたくさん触れて、習慣が出来ている状態であればその目標でも大丈夫です。しかし、何も知らない状態で目標を設定すると、目標を達成しなければと焦り、苦手意識を埋め込まれてしまうことにもなりかねません。
どんな目標がいいかというと、「1日〇ページ」といった行動を目標にし、小さな些細なことから立てると続きやすいです。
最初から難しい本をチョイスしている
当たり前ですが、初期状態の時に高難易度の敵を攻略することは大変難しいです。一発KOになることも多々あります。
なので、いきなり文字がいっぱいの本を選ばないようにしましょう。本選びの詳しいコツは2.本選びのコツにて説明します。
他のことに気がいってしまう
本を読んでいても音がなっていたら集中することができません。その音によって高頻度で中断されてしまっていたら折角本の世界にいたとしても、現実に戻されてしまいます。また、読んでいる内容が理解しにくく焦ってしまうかもしれませんね。
そんな時は、場所を変える、時間を変えるなどをして環境を変えることが必要になってきます。
忙しくて時間が取れない
仕事や勉強が忙しくて、折角読書に対して前向きになったのに時間が取れなかった、なんてことはありませんか。そして、時間があったら読もうと後回しにしていたら習慣化できなくなってしまったということにもなりかねません。
忙しいのは仕方ありません。だから後回しにすることをやめましょう。時間は長くとらず、短い間でも読めたらそれでいいという心持ちにしてみてはどうでしょうか。
一つひとつ理解しようとする
本が嫌いな人の中の理由の一つに、こつこつと理解しながら読み進めるのが大変だ、ということがあります。それが常にであれば、確かに苦手意識が根付いてしまいます。
その為に必要なのが、流し読みをすることです。本は一度だけしか読むわけではありません。何度も何度も読むことによって、本という物は価値あるものだと思います。
その時その時で受け取るものは違っていてもいいのです。自分が重要と思うことをすくい取って読み進めていきましょう。
以上が注意点になります。この中で共通していることがあります。それは苦手意識を持たないようにすることです。人は苦手意識を持ってしまうと先に進むのが嫌になってしまうからです。
苦手意識を持たないようにするためにも読書を気楽にとらえ、楽しく読むように出来たらいいですね。
2読者初心者が本を選ぶ際のポイントは?
本を選ぶ時に意識して欲しいことは4つあります。
- 読むジャンルを選び、本の分量を確かめる
- 多くの人から評価されている本を選ぶ
- 本のレビューや評価を見る
- 実際に目を通す
この4つを実践してもらったらいい本と巡り合える可能性が大きく上がります。貴方にあった本が見つけられるようにしましょう。
読むジャンルを選び、本の分量を確かめる
読書の初心者は、本を読むと決めたときに読むジャンルについて考えていないことも多いのではないでしょうか。小説をよむのか、エッセイを読むのか、ビジネス書を読むのかまずはジャンルを決めるところから始めましょう。
そして、何より大事なのは選ぶ本のボリュームです。やる気のあるときはこれくらいは余裕と思い分厚い本を選びがちですが、読者初心者の場合はなるべく文字数の少ないものから選ぶとモチベーションが上がりやすいと思います。
多くの人から評価されている本を選ぶ
本を読みなれている人はともかく、読みなれていない人にとって本は未知数です。その本の根拠は正しいものであるか。そう言ったことに対する目が養われていません。
だからこそ、多くの人が評価している本は信用することができるのです。また、貴方が信用・信頼している人の意見を聞きましょう。その意見が良ければ自分もその本がいいものであることが分かるのです。
本のレビューや評価を見る
お店や商品の評価やレビューを確認することと同じように、本も確認しましょう。上記で言ったように、初心者は手に取った本がいい本であるか全くわかりません。
なので、他の人の評価を確認していくことが必要です。ですが、たった一つしかない評価は鵜呑みにしてはいけません。多くの人が評価しているのを確認することに意味が出てきます。
実際に目を通す
他の人の意見や評価は結局は他人がした評価です。小説やエッセイなどは自分に合っているかを確認する必要があります。この方法はお店で売っている場合のみになりますが、この方法は有効です。
その書き方や文章の表現方法、文字の多さなどを確認しておくといいでしょう。
これらのことを頭に入れ、貴方にあった本を選んでみてください。それが貴方を成長させることになるかもしれませんね。
筆者が読者初心者に読んでほしいおすすめの本は?
これは、本当に参考程度にお願いします。人によって読める本は違います。自分にあっていないと思ったらそのまま読むのではなく、違う本にいった方が時間の節約になることもあります。
全体としておすすめなのは、自己啓発の本です。自分の中になかった考え方、生き方を考えさせられるためです。そして、今の自分を見直したいと思う私にはよく合っています。
小説でおすすめなのはライトノベルです。純文学とは異なり、人の気持ちがストレートであり、時に深刻に時にコミカルに書かれているので一喜一憂しながら楽しく読むことができます。
嫌われる勇気 岸見一郎・古賀史健
この本は対人関係の悩みや人生の悩みを勇気をもって消し去るという本です。
自分の評価は自分でどうにかできる問題ではないとし、他人に自分の評価を変えるようにアプローチするのは間違い。等といった内容です。
この本は賛否両論分かれやすい本なので、買う前に評価やレビューをしっかり読んだ上で買う必要があります。
やはり俺の青春ラブコメは間違っている 渡航
この本は男子高校生が主人公のライトノベルです。一風変わった思考の持ち主の比企谷八幡がひねくれた作文を書いたせいで「奉仕部」に強制入部させられるところから始まります。
話のテンポや個性豊かな登場人物たちの行動に文章を読むストレスはなく、早く続きを読みたいという気持ちにさせてくれます。
まとめ
今回は失敗しない本の選び方を紹介しました。
- 読むジャンルを選び、本の分量を確かめる
- 多くの人から評価されている本を選ぶ
- 本のレビューや評価を見る
- 実際に目を通す
これらのことを守って、楽しい読書ライフを送ってみてください。